朝はいつも6時ごろに検温がある。個室なので、起きるとすぐテレビをつけて一日中NHKを見ている。といっても真剣に見てるのはその一部だが。でもテレビがなかったら暇すぎてどうしようもなかったろうなあ。見ているうちに、うつらうつらということもよくあった。

   7時ごろに朝食。もう注文はせずに、買ってきてもらったパンとヨーグルトを食べる。この時間ぐらいに食べておかないと、看護師さんが薬を持ってきてくれるし、8時を過ぎると、また看護師さんが身体を拭いて、新しい寝巻きに着替えさせてくれる。シーツも毎日変えてくれる。

   8時半ごろ、外科医のW先生が来られた。「もう1本のドレーンを抜くよ。昨日より痛くないからね」とニコニコしながら言われるが、昨日、他の方のブログを読んで、抜くときに息を吐くと痛くないとあったので、試してみると本当に痛くなかった。といっても先生のやり方は昨日と同じで、グッと押さえつけてズボッ。 W先生は本当に明るくておおらか。細かいことは気にしないという感じだ。これは、タイ人によくあるタイプ。

   身体に付いているものが全てなくなって、すごく身軽になった。先生は何も言わないが、なるべく歩いた方がいいはずなので、廊下フロアをゆっくり歩いた。そろりそろりと5分間。息は切れないが、足元は宙に浮いているような感じだ。

   夕食は夫が私のお気に入りの店のカオパット(焼き飯)を買って来てくれた。エビ入りを頼んだけど、全部を食べられなかった。やはり油っこさを感じると食べられない。それに入院してずっと便秘状態なのが気になる。

   夜に2人の学生からラインが入った。また留学の相談で、すぐに返事を書く。タイ人の先生に確認することもあり、1時間くらいラインでやりとりを続けた。仕事をしていると一切痛みも感じず、時間が過ぎるのも早い。病室に戻った日にiPadも持ってきてもらったので、痛みがあっても入力が楽だ。

   タイの病院は、決められた就寝時間もないようだ。今夜も夫は泊まってくれるので、二人「そろそろ寝ようか」と電気を消した。夜中に1度トイレに行ったが、夫を起こすこともないかと、一人で済ませた。もうかなりの事ができると自信がついた。



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