バイクを買った翌週、午後の授業のない日に再び陸運局へ向かった。この日も右折で入るところを行き過ぎて、ちょうどチャトチャックの公園を超えたところあたりでUターンできることに気がついて、そこから戻ることができた。前回は、多分まだそこから5分以上は直進したように思う。

 さてまず車の免許を取ったビルの裏手にバイクの検査場があるとのことなので、そこへ向かった。バイクを停めて聞いてみると、なぜか先に第2棟の建物に行くように言われた。そこのインフォーメーションでバイク屋からもらった書類を出して、名義変更をしたいことを伝えた。

 受付の女性が行ったことはまず「タイ語話せる?」。それから来るのか。
「少しなら。」「これはサムットプラカーン県で登録されているから、まずバンコクに登録を移さないとだめ。今日手続きをして、来週の金曜日以降に来て、名義変更をしてね。」

 以上の会話は、タイ語の中に、少し英語の単語を入れて説明してくれたので理解できたが、タイ語だけだと危うかったかもしれない。でもナンバープレートが
クルンテープ(バンコク)じゃないことに、なんで気づかなかったんだろう。それくらい読めるのに。

 印紙代と手続き料のようなものを合計35バーツ払って、とりあえず登録地変更はできたようだった。でももう1度ここまで来なくてはならないと思うとうんざりだ。

 とにかく渋滞の中を、車と車の間をすり抜けていくのは本当に気を使う。バンコクは車線は2車線以上あるところが多いが、路肩がそれほど広くない。しかも路肩のあたりは道がデコボコになっていることが多くて、ハンドルを取られそうになる。

 そして翌週、3度目の正直と思いながら陸運局へ向った。今度は最後の右折もちゃんと曲がれて、しかも第4棟に近い裏門のところから入ることができた。

 バイク検査場も人が並んでいたが、その後ろに並んでグリーンブック(バイク登録証)を出した。番号札をもらって、待合で待っていると15分もしない間に、検査票をもらえた。そしてそれを持って第2棟へ向った。

 この日はかなり人が多くて、インフォーメーションに並ぶだけで30分ほどかかった。ようやく私の番が来て、さっきの検査票とバイク屋でもらった書類を出した。するとまた「タイ語話せる?」と聞かれ「少し」と答えると、「書類が足りないわよ。前の持ち主の、IDカードのコピーと、サインがない。」

 えっ!?バイク屋は、これで全部書類は揃っているって言ったのに!一応下手なタイ語でそれを伝えると、名義変更の書類を用意してくれて、サインの必要なところに丸をつけてくれた。「前の持ち主のIDカードのコピーもサインしてもらってね。」
 
 もう何がなんだかわからないけど、とりあえずこのままfatboy's motorbikeへ行ってみよう。

 英語を話す女性の店員さんに、陸運局で書類が足りないと言われたことを話した。
「でも今まで、同じように書類を用意して大丈夫だったけど。店のオーナーに聞いてみるわね」とすぐラインで連絡をしてくれたが、オーナーも、それで大丈夫なはずだと言う。

 「うちで手続きをするなら、1000バーツかかるけど、タイ人スタッフが必ずやってくれるよ。」「それはちょっと高い」と渋っていると、「とにかく書類を見るから」と、バイク屋が用意した書類と、私が陸運局でもらった書類を全部預けて、確認してくれることになった。


 その翌日、オーナーから直接電話があった。
「ごめん、やっぱり抜けている書類があったんだ。あのバイクは、他の会社から買ったので、その書類を用意するのに、少し時間がかかる。でも名義変更の手続きも、うちのスタッフに行かせるから。」

 オーナーも英語の上手な方なので、本当に助かった。これがタイ語だけだと、手も足も出ないだろうなあ。とにかくこれで私はもう陸運局にいく必要がなくなった。もうそれだけでもありがたい。しかも今回はfatboy's側のミスなので、変更手続きも全て無料でやってくれるという。

 結局、それから2週間以上もかかったけれど、約束通り手続きを全部してくれて、しかもナンバープレートも付け替えてくれて、ようやく私名義になったバイクと私の名前が記載されたグリーンブックを手にすることができた。

 色々あったけれど、ここで買ってよかったと思う。自宅からも近いし、今度の点検も全てお願いできるそうだ。何より英語が通じるのはありがたい。

 実費費用を支払い、タイ人スタッフには「コーヒーでも飲んでね」とわずかなチップを渡し、家に戻ってコンドの駐車場登録も済ませ、ようやく一連の作業も終わった。



 にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村 


肺がんランキング 

にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ
にほんブログ村